明日は、展示会へ。

後4日で、3月です。

ゴルファーもバタバタと動き出す時期でしょう。

アメリカツアーは既に始まり、日本ツアーもそろそろ開幕の時期でしょうか・・・?

それに合わせるように、テレビや雑誌では、各メーカーが新製品、新商品をアピールしています。

各メーカーが「昨年のモデルを上回る技術で開発した?」今年の新製品を数人のテスターに試打させ、「飛びますね~」とドラコン大会か・・・?と思うようなテレビ番組。

「2004年はコレが買い!」とヘッドの性能(素材、材質)だけをアピールした記事。

「最強コンポジットドライバーは・・・?」と数人のテスターが試打し、点数を競い合う記事。

「正しい、ウェッジ選び・・・」とウェッジのバックフェースのアップの写真の横に○○○と使用プロの名前を載せた記事。

などなど・・・・

この時期だけではないのでしょうが、クラブのソールやバックフェースのロゴマークをアップにした写真を各雑誌でよく目にするような気がします。

そんな記事を見て、あれこれ、考えていた先週末のことです。

インストラクターT氏の紹介で、ある方がウェッジ2本のシャフト交感の為、来店されました。

現在使用中のアイアンセットPWまでのアイアンのシャフトは50g台でした。

最近、購入されたようで、AW・SWの2本は別のメーカー(T社)の物をお持ちでした。

T社の2本のウェッジは、ヘッドのデザインで選ばれたのでしょう。

ところが、AW・SWのシャフト重量が、PWのシャフト重量よりも約70gも重たかったのでした。これはつまり、PWと同じ感覚でAW・SWを打つと、重たいがゆえにダフりやすくなるのです。

この方は、ヘッドだけが欲しくて、リシャフトを考えての購入では無かったようで、インストラクション中にT氏から上記の問題点を指摘され、疑問を感じ、リシャフトを決めたようです。

この様なセッティングをされている方は少なくないと思います。

何故なら、先ほど書いたような番組や記事が氾濫している現状があるからです。

宣伝するメーカーは騙すつもりはないでしょうし、お客様も騙されるつもりもないのでしょうが、残念ながらこのような事が起こってしまうのです。

以前、使っていたカーボンシャフト(60g台)のウェッジのシャフトと交換し、気に入ったヘッドで、PWからの流れに合ったシャフトを手に入れ、重量の問題を解決することができました。

ある方が私にこう言いました。

「毎年10y飛距離が伸びるんだったら、今頃、400yは飛ぶよなぁ~?」

私は、明日、第38回ジャパンゴルフフェア2004に行きます。

大手メーカーの派手なブースを横目に、パーツ(部品)関係、計測機器関係のブースを見て来る予定です。

ところが、聞くところによると出展社の数は年々減少しているようなのです。

元々、パーツ関係の出展社の数は少ない為、業界の行く末をついつい案じてしまいます。

パーツ関係者だけの展示会が出来る日が来ればと願いながら。