リヘッドという代案

リシャフトと言えば、聞きなれた言葉でしょうか。
ヘッドは現物をそのまま使い、シャフトを交換することです。
(厳密には、シャフトを交換するだけでは長さやバランスに問題が生じる為に、グリップを抜かなくてはならず、再利用か新品に交換する必要がある為に、グリップも交換するケースがあります。)

リシャフトは、今や多くの方々が体験されていると思います。
リシャフトの目的は、ヘッドを換えずに今よりも良い状態にする為です。
ドライバーであれば、飛びを求めて・・・方向性を求めて・・・、アイアン、FW,UT,PTにも、それぞれ求めることがあるはずです。

しかし、求めたように結果が上手くいっているのでしょうか?
最も多いリシャフト依頼は、やはり、ドライバーです。

シャフトを交換すればさらに良いものになることが多いのですが、中には、シャフトを交換するだけでは良い方向に行かない場合もあります。
例えば、スライスばかりで困っている方がフックボールを打ちたいとリシャフトで何とかしようとした場合に、その方のヘッドのアングルを計測したフェースアングル-2.0、リアルロフト角8.5度であった場合、いくら先調子のシャフトに交換しても解決することは無いでしょう。

また、ボールが上がりすぎてランがないと困っている方がランの出る低弾道を打ちたい場合に、その方のヘッドの数値が、フェースアングル+2度でリアルロフト角13度であった場合、いくら元調子のシャフトに交換しても解決は難しいでしょう。
確かに、シャフトは弾道を変えることの出来る大切なパーツですが、場合によってはヘッドを交換=「リヘッド」する方が、効果が出ます。
ヘッドの数値があまりにも打ち手に合わない場合は、リヘッドという方法でより良いものに仕上がることもありますので、リシャフトの前にはヘッドの数値を確認してください。
ヘッドに表示されているロフト角はリアルロフト角で無い場合が多いので注意が必要です。
当工房では、ヘッドをプレイヤーにあったアングルを探しリヘッドしております。

■マスダゴルフ V430
430ccと小さめの体積ながら、小さく見えず、ストレートなフェースアングルで飛距離が期待できます。マスダゴルフ V430
■エポンG AF102
超ディープフェイスで、ボールが吹け上がることも無く、中弾道で飛距離が期待できます。エポンG AF102