隠しても、バレル!

パターのグリップ交換
写真A
アイアンの組み換
写真B

写真Aは、あるお客様のパターのグリップ交換した時のグリップを抜いたシャフトのバット側の写真です。

写真Bは、あるお客様のアイアンの組み換えをした時にグリップを抜いたシャフトのバット側の写真です。

常時、デジタルカメラが工房脇に置いてあります。

作業中に何か面白い?不思議な?何故?と感じる物を映像に撮っておこうと考えたところ、先週は、2ショット撮れました。

写真Aの件は、グリップ交換の為、グリップを抜くと、バット側で継ぎ足してありました。

良くある事で、継ぎ足している事が悪い事ではありません。

長いパターだと思いながら、

「長いと思ったら、継ぎ足したのですね~」と言うと、

「え~嘘~やられた!」と・・・

詳しく聞いてみると、ある舶来メーカーのパターが気に入り、とても欲しかったそうなのです。ところが、この方は長身の為、長さが標準サイズでは合わず、代理店に頼み、わざわざ長めのパターを探して、オーダーで購入されたとの事でした。

継ぎ足したクラブを新品と言って売るとは、驚きです。

その状態を見て、「グリップ抜いたらバレルのに・・・?何でこんな事を・・・!」

当然ですが、ご立腹され、代理店に、そのままの状態で持っていかれたようで・・・

本日、グリップの無い状態で、継ぎ足していない事を確認し、持ち込まれ、当店で新品のグリップを装着し、無事に解決したのでした。

写真Bの件は、ヘッドには、お客様のお気に入り?のロゴマークが刻印され、シャフトもオーダー専用の見たことのあるシャフトです。

完全オリジナルアイアン、シャフト、ヘッド、グリップのパーツは新品を使ったオーダーされた、アイアンセットです。

カーボンシャフトのバット側の内側に金属のような物が・・・

スチールシャフトのような物が1センチほど、内側にへばり付いていました。

何か理由があってのことか・・・?

全番手ならまだ理解出来そうなものですが?8本中の2本だけにへばりついていました。

接着剤で着けられているようで、カーボンシャフトだし、熱を加える事も出来ず、長さをカットして短くする事も出来ませんでした。

何の意味があるのかは、今も謎です。

仕方なく、この状態でグリップを装着するしかありませんでした。

インターネットオークションや中古ショップで購入した、以前に知らない誰かが使っていた物であれば、納得もいくのでしょうが・・・?

ロフト角度、ライ角度のバラバラの物には、ビックリ!も、しなくなりました。

しかし、今回の2件は少々ビックリ!しました。

 もし、分解作業を一部始終をのぞく事が出来たら、ショックな場面を目の当たりにする事になるかもしれません。あなたもぜひ、証人のひとりに・・・?