2/14がAW?

 先日、たまたまメーカー、ブランドが同じ最新の人気モデルのアイアンセットを2セット計測することになり、計測後のスペック表を見て思ったことがあります。ショートアイアン(8,9、PW,AW,SW)のロフト角で番手間のピッチが開きすぎているのです。

 一人の方は、5I~SWまでを使用しておられ、5I~9Iまでは約3度、3度、4度、4度ピッチで9I~SW(55度)までは約5度、5度、6度ピッチになっていたのです。

 もう一人の方は、4I~AW(48度)までの使用で、ピッチはほぼ同じになっておりSWはアメリカンタイプを入れておりロフトは58度でした。

 疑問に感じたので、メーカーのカタログを調べたところ、ロング~ミドル~ショートになるにつれてピッチが開いていくというロフト設定になっていました。そこには「ミドルアイアン以上でもグリーンを狙え、飛んで、打ちやすい・・・・!」と書かれていましたが?

 ピッチが開きすぎているということは、中途半端な距離は「低い球で、強く、かぶせてフックに打つ。」「一番手大きいクラブを短く持って、軽くフェードで打つ。」などを考えて打たなければならず、難しいショットが必要になります。ショートアイアンは番手間のロフトのピッチが少ないほうが、同じ振り方で距離を打ち分けられるので楽なはずです!

 お二人ともに、以前より飛ぶようになられたようですが・・・? 後者の方は、「AWが以前のPWと同じ位飛んでしまい、SWとの間が開きすぎ困っている。」ということで、53度のAWを製作させて頂きました。結局、この方のバックには、ロフト違いの「AW」と刻印されたAWが2本入ってしまいました。

 AW、P/Sのロフト角がPWとSWを等分できる角度であるとは限らないのです!