クラブマニアのお客様(Mさん)のその後!

 結局、アイアンセットをばらす事となりました。

 6番アイアン同様に、全番手コルク栓だけが大量に入っていました。ヘッド重量は#3が245g、PWが288gで、その間の重量のピッチにばらつきがありましたが、意外と元の状態でもバランスは揃っていたのです。ヘッドの重量にばらつきがあるのにバランスが揃っているという事は、長さを必要以上に調節しているという事で、やはり長さにばらつきがありました。

 元の状態では重たく、振りにくいとの事で、同じシャフトメーカーの15g軽く、振動数の少なくでるシャフトに交換することになりました。

 Mさんはバックフェースをそのままの状態(穴をあけず、鉛も貼らない)での調整を希望されたため、ネック内で調整することにしました。(最大で4グラムの鉛が必要でした。)

 当然、ネック内で調整をすることはしたくないとは言ったのですが・・・?

 そんなこんなでMさんの希望通りのアイアンセットに仕上がりました。その間にドライバー、スプーン、パターを何処から?か購入されたようで、持ち込まれ、計測しましたが、とても(Mさんには)使えたものではなかったのでした。

 お気に入りのキャディーバッグも手に入れ、バッグに入れたヘッドだけが見えた状態は、まさに、USPGAのトッププロのギアそっくりの状態になったのでしたが・・・?

 ドライバーは噂通りにフェースアングルがマイナスで、リアルロフトが8度しかなくネックが長く、ヒール側が高く、ティーアップをフェースの高さの2倍位にセットし、アッパーに打たないと上がらず、まず、ハイドローを打つことは出来ず、スイングを壊すだけで、何のメリットも無いこと理解されたようで、手放すことになりました。

 スプーンも基本的に同じようなもので、地下打ちすることは難しく、ティーショット専用?スプーンとして使うようですが・・・?

 パターに関しては、完全に飾りになっております。

 2 セットを持つことが悪い事とは思いませんが、調子が悪くなると使っていない方の1セットを使ってみたくなり、比較してしまい、結局どっちを使うべきかが分からなくなってしまい、(Mさんに限らず)迷ってしまうようです。季節によって(スイングの変化を考えた)「2セット体制!」と言う事であれば納得できるのですが・・・?

 Mさんの場合は、クラブ(道具)をいじる(調整する?)事が好きで、いじる(調整する?)事で起きるクラブの変化を楽しんでおられる様なので、私の考えと少し外れますが、これも、ゴルフならではの楽しみ方のひとつかと思いました。

 Mさんは、自分に合った?クラブセッティングを今後も探し求めて行くそうです!とりあえず、「クラブマニアのお客様(Mさん)のお話し」は終わりにします。