開業当初から使用しているアングル測定器は、プロの仕事場には欠かせないと考えています。
過去に、この測定器で何本のクラブを測定したでしょうか・・・?
アイアンセットは数百セットになるでしょう。
この測定器ひとつで、クラブの組み立てに関する多くの重要なポイントに気づく事が出来ます。
また、パターやウッドクラブのアングル測定も出来るので、助かります。
特にアイアンクラブのアングル測定には、これに勝る機材はありません。
ライ角とは?と調べると
「クラブを正面から見たときのシャフトの傾き」
「クラブのソールとシャフトの作る角度」
といった、非常に曖昧な表現な事が多いと感じます。
シャフトのどの部分かが、明確にされていないのです。
ライ角だけではなく、ロフト角などはさらに曖昧な表現で、「フェースの上向きの角度」との表現もあります。
ロフト・ライ角を説明する上でのキーワードはいくつかありますが、最も大事なキーワードは、『シャフトの中心軸線基準』という言葉です。
アイアンのライ角は、クラブを正面から見たときの、フェースの溝のラインとシャフト中心軸線の作る角度であると考えています。
シャフトは、糸のように細くもなく、円柱でもありません。
つまり、シャフトは先端よりバット側の方が太いのです。
機材を目の前に説明しないと、細かなところは理解していただけ無いこともあるでしょうが、今話では、とりあえず、シャフトとシャフト中心軸線とは違うことを明確に言いたかったのでした。