(1)某有名メーカーのユーティリティー型の中空構造の3,4番アイアンを持って「どっちかを使おうと思うのだけど・・・?」
(2)某有名メーカーの「4」とソールに刻印されたFWを持って「シャフト交換で使えるようになるかな・・・?」
(3)某有名メーカーのドライバーを持って「シャフト交換お願いします!」
最近のお客様の注文です。
(1)のお客様は数年前にフルセットの注文を頂き、アイアンは4番からを製作させて頂いております。
知人の方が使えない3,4アイアンを譲り受けたようで、使えるようであれば使ってみようと相談に来られました。
話の結果、3アイアンの距離が出れば良いということになりました。
譲り受けた3アイアンは20.0度で4アイアンは22.5度でした。
現在の4アイアンは23.5度でした。
どちらを使用しても、4アイアンよりは距離がでることは判断できました。
現在のアイアンのシャフトは85gで、譲り受けたアイアンのシャフトは95gでした。
この段階で、まずは、85gのシャフトに交換する事をお願いしました。
譲り受けた4アイアンのヘッド重量は238gで、現在の4アイアンのヘッド重量は253gであったので、長さの違いで距離の差が出ると判断し、4アイアンのヘッドを選択し、3アイアンはそのまま、お返ししました。
後日、完成させ、お渡ししました。
(2)のお客様は数ヶ月前に、ドライバー、3w(15度)、7w(24度)の3本を製作させて頂いたのでした。
購入されたのか、譲り受けたのかは?ですが、製作したクラブとタイミングが合わず、打ち難いようでした。
4と刻印されたヘッドのリアルロフトは17.0度でした。
3wと7wの中間の距離を出すには必要の無いロフト角ではありますが、とりあえず、3wと同じタイプのシャフトに交換しました。
「3wと距離が変わらないようでしたら、ヘッド交換をお勧めします!」と言って、お渡ししました。
(3)のお客様は、
1年半ほど前に、ドライバーとPT以外のオーダーを頂きました。
FW3本とアイアンも調子よくお使いのようでした。
その当時に使っていたドライバーがFWとはかけ離れた数値ではなかった為、グリップだけを交換した状態で使用されていました。
そのドライバーの調子が悪い訳ではなかったのですが、新たにドライバーを手に入れ、今回の持ち込みとなりました。
計測し、比較してみると、硬く重い物でした。
これらの3名のお客様に共通する事は、
「打とうと思えば、打てるから、そのまま使い続ける。」 では無く、
「打とうと思えば、打てるけど、まず、考えてみる!」 ことを実行する人たちであります。