アイアンセットのオーダーに至るまで

当店のアイアンセットのフルオーダーを試してください。

先日、アイアン9本(#4~SW)と7Wの製作依頼がAさんより頂きました。

Aさんは、2年くらい前に始めて来店して頂きました。

開業時にフルセットをオーダー頂けたお客様の紹介でした。

最初に今もお使いのアイアンセットの調整をさせて頂き、調整による性能の違いに満足頂けたようでした。

結果、1W、4W、5Wと順次オーダーを頂けました。

簡単なスペックは、下記です。

リアルロフト長さバランス振動数重量
W111.045D2.5262320
W419.0426/8D1.8275335
W522.542D2.2280340

当時お使いであったクラブ(調整済みアイアン)などのスペックを参考に製作しました。

また、所有されているメンバーコースに合ったセッティング(番手構成)を要求されました。

元々球が低い事、セカンドショットで高い球が要求されるホールが多い事を聞き、3W(ロフト角15~16度)のヘッドは使わずに、ロフト角が19度のヘッドを使い、長めに仕上げた記憶があります。

その4Wの流れで、5Wを同じパーツで製作しました。

4Wが気に入って頂けている状態で5Wを製作することは、難しい事ではありませんでした。

アイアンの依頼を受けた時点で、3本共に満足頂けていました。

現在使用のアイアンは、70g台のカーボンシャフトでした。

ウッドの3本が60g台のシャフトなので、70gのカーボンシャフトでもマッチングが悪い訳でもなかったのですが、軽量スチールにも興味をお持ちでしたので、この方は十分に打てる方であると判断し、5番アイアンの試打を勧めました。

 

そして、試打NO2、4、7、12をお貸ししました。

ウッドの硬さから、Sシャフトを選択し、タイプが異なる4種類を試打して頂く事に・・・。

1週間の後、練習場とコースで試した結果からNO4を選択されました。

グリップは別の物を選択されましたが、ヘッド、シャフトはNO4と同じ物で決まりました。

Aさんより「後は、任せたよ!」と言って頂けました。

2年前からのアイアンの調整やウッドの製作で、信頼をして頂けたようでした。

これから、パーツを準備し、組み立てに掛かります。

7Wは5Wと同じパーツで製作します。

 

オーダーメイドのアイアンの製作依頼を頂けるまでの時間(日数)・過程は人によって様々です。

今回、ご紹介させて頂いたAさんは製作までに2年程の時間が掛りましたが、

必要な時に必要な調整をし、必要な時に必要な1/14本を製作して頂けてきたと思います。

今回の依頼も必要な時であったから・・・。

クラブを触る(調整・オーダー)ポイントやタイミングが非常に自然であると感じるお客様の一人であります。

オーダーの流れ