ウッドヘッドのソールの数字はリアルかオリジナルか・・・?(1)

ドライバーのヘッドのソール(底)には、ヘッドの沢山あるスペック(ライ角、フェース角など)の中で、なぜ、ロフト角?だけが、表示されているのでしょうか?(最近は、ロフト表示されていないヘッドも多くなってきたようですが?)

飛んで、曲がらないドライバーを探し求めているゴルファーは多くおられることでしょう。

仮に、ドライバーのシャフトのスペックが他のクラブ(フェアウェイウッド、アイアンのシャフト)と統一されており、スイングにも合っている最高のものとすれば、後は、ヘッドのスペック(ライ角、リアルロフト角、オリジナルロフト角、フェース角など)が適正であれば、飛んで、曲がらないドライバーになるはずです。

チタンヘッドが世の中に出てくるまでの、体積が200cc前後のメタルヘッドの時代は、ヘッドのデザイン、構造、スペックの種類が少ないために、機能的にも似たものが多く、シャフトの性能がかなり重要視されていました。

しかし、現在のようにチタンヘッドで体積が350、400ccもある超デカヘッドでは、以前の様なヘッドのスペックでは合わなくなり、ライ角を極端にアップライトにし、フェース角を極端にフックフェースにしたり、ヒール側を膨らましたりと、大型ヘッドは重心距離が長くボールが捕まりにくく、右にふけたボールが出やすいので、それを解消するために、メーカーは、いろいろと考えて、様々なスペックのヘッドを製造してきたのです。

つまり、以前よりもヘッドのスペックの数値の幅が大きくなってきたのです! にもかかわらず、未だに、ソールにはロフト表示だけで、クラブを買う側は、表示している数字(ロフト角?)でしか判断できない(していない)のではないでしょうか? ヘッドのスペック(ライ角、リアルロフト角、オリジナルロフト角、フェース角など)が、すべて細かくヘッドのソールに表示されることは、今後も期待できないのでしょうか・・・?

もしも、期待できないとすれば、各々がヘッドのスペックを理解し、正確に計測できる機器を使い、自分に合ったヘッドのスペックを探していくしか方法はないのではないでしょうか・・・?