第21話、第22話で触れた方に共通することは、特定のショップを決めてクラブを見てもらっている(修理、調整など)訳でもなく、会社の近くにあるから、家の近くにあるから、価格が安く、短時間でできるからなどの理由でショップ、工房を選び、いろんな場所でシャフト交換、グリップ交換をされていたという点です。
当店も「会社が近くだから、家が近くだから。」という理由で来店された方が何人かおり、1本だけのグリップ交換で、それっきりのお客様も何人かいました。何度も来店して頂き、会話をし、クラブを触っていくうちに、お客様の癖(好み)も分かるようになり、クラブのスペックもお客様の顔を見ただけで思い出せるようになるものです。
例えば、グリップをフック、スライス、右手だけフックに、左手だけスライス、左手だけ太く、右手だけ細く、バックライン無し、バックライン無しのロゴマークを反対に入れる(挿す)などの癖(好み)も分かってくるのです。
ただ単に、ヘッドとシャフトとグリップを組み合わせたクラブで、ロフト角、ライ角が1度ずれていても、振動数、重量が統一されていなくても、グリップ(バックライン)が揃っていなくてもボールは後ろに飛ぶことはありません! ヘッドとシャフトは接着剤があれば接着でき、シャフトとグリップは両面テープとガソリンがあれば装着でき、だれでも簡単に組み合すことはできるでしょう。
当店は、バランス計、振動数計、重心アングル測定器、ロフト、ライ測定器、センターフレックス計、重量秤などの、組み上がった状態のクラブを計測する機器を完備しているので、仕上げたクラブの数値を最終的に計測し、お客様のスペックを書き残しておけるのです。(次回来店された時に役立つのです。)
もし、仮に私が感覚に優れ、ヘッドを見ただけでどっちに飛ぶかを判断でき、ワッグルしただけで硬さが判れば、それに越したことはありませんが、14本の統一性を考えて、厳密に数値を合わすことを考えると、精密機器は絶対に必要だと考えております。
ウッド、アイアン、パターのヘッドのスペック{ロフト(リアル、オリジナル)角度、ライ角度、フェースアングル、フェースプログレッションなど}は、シャフト軸を基準にして、正確に計測できる機器(ゴルフギャレーヂ製ロフト、ライアングル測定器)を使用しております。
特に、方向性が重要なアイアンのライ角度の計測には欠かせない機器です!
お客様の中には、「この店にくるのは、店主は信頼できないが、機器は信頼しているから!」などとおっしゃる方もいます。(もちろん冗談だとは思いますが?)
来店されたことのある方は、「ゴルフギャレーヂ製ロフト、ライアングル測定器」を直にご覧頂き、説明させて頂いているはずですが?店主の説明では完全に理解できなかった方、まだ来店されたことの無い方で機器に興味のある方は、ホームページのトップページ下の「ゴルフギャレーヂ<\a>」をクリックし、「オリジナル測定器を詳しく解説するページです。」をクリックして、じっくりご覧下さい!