先日、ホームページをご覧になり、HONES通信をすべて読んで頂いてご来店された方が、手ぶらで、どんなことをやっているのかとやって来ました。
機器の説明や現在使用中のクラブのことなどの話を数分間しました。
HONEST 通信を読んで頂いて下さったのでスムーズに話も進み、後日、まずは、アイアンセットを計測することとなりました。約束通りに、数日後来店していただき、計測した結果をみて、アイアンをばらして組み直すことになり、数日後、完璧な状態で渡すことができました。その後、アイアンに対する疑問はなく、練習に打ち込んで頂いているようです。
数日後、フェアウェイウッドも計測してほしいと、同一メーカー、同一ブランドの5W,7W,9Wのフェアウェイのヘッドに人気のフェアウェイ専用の軽量スチールシャフトが装着された、グリップも同タイプのものが付いた3本のクラブを持ってやってきました。
計測してみると、長さだけは、順次半インチずつ短くなっていましたが、バランスと振動数と重量が統一されていないのです。詳しく聞いてみると、中古ショップやインターネットオークションで買って揃えたヘッドにあるショップでシャフトの種類、グリップの種類、クラブの長さだけを指定し、シャフト、グリップ交換をされたという事でした。
クラブの知識はある程度勉強していたようで、アイアンのシャフトが120gのスチールなので、5W,7W,9Wには、人気のフェアウェイ専用の軽量スチールシャフト(100g弱)が合うと考え、3Wには70g台のカーボンシャフトを入れ、1Wには、3Wより10g軽い60g台のシャフトを入れたセットになっていました。
「クラブは短くなるいにつれ、重たくならなければ同じタイミングで打てない。」ということは知っていた様でシャフト重量だけは考えたようです。ヘッドを地面に置き、並べてみると、第一ステップ(シャフトについている節の一番ヘッドに近いもの)が横並びになっていたのです。そのために振動数が合っていなかったのです。(バランスと重さに関しては、ばらした結果わかったのですが、ヘッド重量が均等に重たくなっていなかったのでした。)
シャフトのマニュアル通りに考えれば、長さが短くなれば、第一ステップまでの長さも短くならないと硬さ(振動数)が硬くならないのですが・・・?
シャフトにステップ(シャフトについている節)が付いているものは、ヘッドを地面に置き、番手順に揃えて並べ、ヘッド側から第一ステップまでの長さが、長いクラブ(ロングアイアン)ほど長く、短いクラブ(ショートアイアン)になるにつれて、均等に短くなっていけば、シャフトは硬くなり、振動数も合ってくるのです!
以前にも、アイアンセットで同じようなことがありました。
ステップのあるスチールシャフトが装着されているクラブは、地面に揃えて並べ、ステップの位置を見るだけで、硬さに統一性あるか、無いかが、判断できるのです。