1/14本のスペックの追求(3)

14本のクラブにはすべてにロフト角があり、ロフト角がある以上、ライ角は方向性を決める重要なスペックになります。

パターにも、ロフト角かある以上、ライ角は無視できません。

ライ角度を決めるにはクラブの長さを決める必要があります。

長さを決めるには、グリップの位置(手の位置)を決める必要があります。

グリップの位置を決めるには、ボールポジションを決める必要があります。

パターの場合、他のクラブよりボールに近く立ち、打つことが出来ます。

「ボールは目線の真下に置き、目線をパッティングラインと平行にするとラインが読みやすい。」などと言われているように、ボールポジションは目の真下が良いとされています。前傾角度を決めて、ボールを目の下に置き、腕を肩から自然に伸ばせば、グリップの位置は決まります。(前傾角度や、手の伸ばし具合は、自分で探すべきでしょう。)

ボールポジションとグリップの位置が決まれば、長さが決まり、適正ライ角度も決まります。適正なライ角度は、パターヘッドをソール(地面に置いた)した時にトウ側とヒール側に均等に隙間が開いた状態です。(パター以外のクラブはトウ・ダウンするのでトウ側が多少浮いた状態が良いとされていますが・・・・。)

「パターのライ角度は80度以下でなくてはいけない!」というルールに反しない範囲で適正なライ角度が見つかるでしょう。

長さが長すぎる場合は目の真下にボールを置くことは難しくなり、目の真下より外側に置きやすくラインが読みにくくなります。又、目の真下に置こうとすれば、グリップエンドが余り、グリップの下の方を握らなくてはならず、長すぎるパターは良くありません。

当然、短すぎてもいけませんが・・・・。

自分のパッテイングスタイル(前傾角度、手の位置など)が決まれば、それに合った長さとライ角度は必ずあるのです。パッテイングスタイルが決まり、適正な長さとライ角度が見つかれば、後は上手くストロークできるかどうかが重要になってきます。パターのストロークもショットと同じで、スイングテンポの速い人、遅い人、インパクトの強い人、弱い人、真っ直ぐに引けない人などいろいろなパターンがあります。

グリップの素材や太さや重量、シャフトの重量や硬さ、ヘッドの重量や材質などの組み合わせによって出来る全体のバランスでストロークのパターンも変わってきます。

最後に、グリップ、シャフト、ヘッドの組み合わせによって出来るパター全体のバランスについて考えるべきでしょう!