1/14本のスペックの追求(4)

パターのグリップを交換された経験のある方は多いと思いますが、シャフトを交換した経験のある方は少ないのではないでしょうか?

来店されるお客様にパターのロフト角、ライ角、長さなどの話{1/14本のスペックの追求(1)、(2)、(3)}をすると、多数の方が「今まで、聞いたことも無ければ、考えたことも無い。」、「ゴルフショップでも聞いたことが無い。」と言います。話を聞くと、グリップ交換する際に、グリップが丸いか角ばっているかを選ぶくらいしかしないそうです。

他のクラブほどシャフトの種類はありませんが、パター専用のシャフトも数十種類あり、シャフトを換えることにより、他のクラブ同様、バランス、総重量、硬さを換えることができます。基本的に、パターの総重量は、長尺や中尺を除いては短くなれば重く、長くなれば軽くするのが良いとされています。

長さが長すぎて短くしたい場合は、単にシャフトを切っただけでは、バランスが崩れてしまうので、ヘッドに鉛を貼るか、シャフトの重量を重たい物に換えるなどでパターの総重量を重くするなどの調整が必要になってきます。「おなかに当たる。」「冬場、上着にひっかかる。」などの理由でシャフトを切る(短くする)のではなく、本当の意味でシャフトを切らなければいけない方は結構多いと思います。

靴を買って、サイズが小さければ、痛くて履けず、交換するでしょうが、少しくらい大きければ、痛くは無いので我慢して履いてしまうのではないでしょうか・・・?

パターの長さと靴のサイズは似ている所があると思います・・・! パターは、他のクラブのように統一性を考えなくても許されるクラブなので、どんなスペックでも構わないというところがあり、絶対こうあるべきとは言いにくいのです・・・。

とにかく、パターに関しては、ヘッドに鉛を貼る、グリップの素材、太さを換える、シャフトを換える(カーボンシャフトに換える)などを自分のパッテイングスタイルと共に、考えながら、合ったスペックを探していく方法が良いでしょう。

ヘッドに関しては、軟鉄鍛造品でネックがあれば微妙なロフト、ライ調整が可能なのでお勧めです。

1/14本(パター)も、ドライバーと同じくらい真剣に考えてみてほしいと思います!