フィッティング(寸法合わせ)までは良くても・・・。

たまに、お客様の中には、大手メーカーでアイアンのフィッティング?を受けてから、お見えなる方がいらっしゃいます。
そのフィッティングは、室内の打席で打ちながら、長さ、ライ角度、シャフトの重さ、硬さ、バランス、・・・などなどを決めているようで・・・。
ご来店になるときは、
「貴方には、7番のライ角度は6○度で、シャフトは○○で、ヘッドは当社の××がお勧めです!!」
といった診断書と、最後に5~pwの6本を組んだ場合の金額が書かれたファイルをご持参になります。

当店ではこの様な事はしていないので、ご興味のある方が行きたいと思えば、いろいろと面白いのでは?と思います。

フィッティングがどのような方法なのか?それが適切なのか?は、店主はお客様から伝え聞いたものなので、とやかく言うのは止めます!
仮に、それが素晴らしい方法で、お客様に最適な長さが決まり、バランスが決まり、ライ角度が決まり、ヘッドが決まり、シャフトが決まり、グリップが決まり・・・、
最後には金額が決まり、後は仕上がりを待つだけ! として。
寸法合わせまでは問題ないとしても、組みあがった状態の「セット」としてはどのような形になるのでしょうか?
寸法合わせした人が、組み立てるのでしょうか?
寸法を指示し、別の人が組み立てるのでしょうか?
指示されたバランスに合わせるために、また別の人がネックに異物を詰め込むのでしょうか?
グリップは、さらに別の人が装着するのでしょうか?
組み立てる工程に関わる人は、いったい何人いるのでしょうか?
店主には、疑問と不安が多々湧いてきます。

仕上がるまでにどのような工程であろうとも、何人が関わろうとも、組みあがったクラブセットに依頼された方が「満足!」すれば、何も問題はありません!
ところが、満足に至らないご様子でお見えになる方のお話をお伺いするのも、事実です。

当店は、店主が独りで働いている工房です。
そのため、お客様がご来店され、試打をお貸しし、打ち合わせをし、材料の仕入れをし、組み立てをし、仕上がったクラブをお渡しし、その後の再調整までも店主が独りで担っています。
独りだから良い!とか、悪い?とかではありません。
ただ、独りだから、当店で組みあげたクラブに問題があれば、その責任は全て私にあります!
だから、すべてのお客様に対する作業について、真剣です!!
お客様とお話をしている時も、かなり親身になっています!!?

大手メーカーの場合でも、一人一人が責任を負う事になれば、もっと「真摯」で「真面目」なクラブが世に出て来て当たり前だと思うのですが。
エンドユーザーには、組み立てる事の「重要性」を、もっと理解して欲しいです!
寸法合わせを終えただけでは、安心を得たのみです。
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