世界は大きく近い

コースで練習 この半月ほど(お盆明けから)の間、十数セットのアイアンセットが、お客様より持ち込んで頂けたり、送って頂けたりで、短期間でかなりの数のアイアンセットを計測させて頂ける期間となりました。

当店でオーダーして頂いたアイアンセットのグリップ交換、再調整の為や、既製品、市販品のアイアンセットのリシャフト、掃除の為などと理由は様々ですが・・・。

持ち込まれるクラブメーカーの統計を採っているわけではありませんが、この期間に明らかにあるメーカー(○社)のアイアンセットを目にした回数が多いような気がします。

この期間だけではなく、今までも○社のアイアンセットが持ち込まれた率は、他のメーカーよりも高い気もします。

それほど、売れている商品なのでしょうか・・・?

○社のアイアンセットをお持ちの方に、購入経路を聞くと、

ネットオークションで・・・、中古ショップで・・・、知り合いから・・・、海外に行った時に向こうで・・・、と

新品で買った人は少ないようです。

購入経路については、他のメーカーのクラブでも同じ様に、新品で購入する方は少なくなってきているようです。

「中古クラブベストランキング」といった見出しの雑誌があるくらいなので仕方ないのでしょうが。

中古クラブでも「ワンオーナークラブ」は少ないのではないでしょうか・・・?

オークションや中古ショップで購入したクラブは、数人の人が使ったものが、回りまわって、今の購入者の手元にあるのでしょう。

それだけ、ダメなクラブなのでしょうか・・・?

両方でしょう。

新商品がある程度売れていなければ、中古市場に中古品として出回るはずはありません。

では、何故、ダメなクラブが売れるのでしょうか・・・?

ダメなクラブだと知っていたら、誰も買うことはないでしょうし、ダメなクラブだと判断できなかったということなのでしょうが。

ここで私の言っているダメクラブとは、ゴルファーの前向きな気持ちを無視したかのように作られたクラブのことです。

ゴルフを始めて間もない頃は、誰しも、ボールを捕らえる正しいスイングが出来ず、スライスボールが出るものです。

それは、練習、努力して直す範囲の事だと思いますが・・・?

これらのクラブからは、「練習、努力なんてしなくても真っ直ぐ飛ぶクラブがあるのです!」

と勘違いさせる雰囲気が感じられるのです。

しかも、この様な初心者をターゲットにしたクラブのヘッドはチタン素材や特殊合金といった、調整不可能な物が多く、

手の施しようもありません!

構えるとトウ側にコインが5~6枚が入る隙間があるような・・・。

このようなクラブの中には、本国に帰るべきものもあるのではないでしょうか?