職業柄でしょうが、ゴルフ中継を見ていても、選手のスイングなどよりも、
「どんなクラブ(道具)を使っているのか?」といった事を気にしながら、見てしまいます。
ファッションの仕事に携わっている方は、きっと、「どんな服装をしているのか?」と
見ているのではないのでしょうか・・・?
中には、ゴルフウエアーの開発、研究しておられる方もいるでしょうし・・・
中には、心理学者、メンタルトレーナーなどのメンタルがスイングに及ぼす影響などの関係を研究をされておられる方もいるでしょう・・・
インストラクターの多くの方は、スイングやコース戦略などを見ているのでしょうか・・?
コース設計家の方は、コースを見ているのでしょうか・・・・?
ゴルフに携わるプロとして、様々な見方があるのではないでしょうか。
ゴルフを直接仕事としてない、アマチュアゴルファーは何を見ているのでしょうか・・・?
来週あたりから、週末になると、国内のゴルフツアーのテレビ中継も多くなり、楽しみにされているゴルファーも多いことでしょう。
先週、ゴルフの祭典(マスターズ)が終わりました。
昔は、早朝4時、5時に起きて見ていたものですが・・・・
今年は、最終日のバックナインを生中継で見ました。
グリーン上が映れば、「長尺パターか・・・。中尺に換えたのか・・・。」
シャフトのアップが映れば、「○○社の××シャフトか~」
さらには、ミスショットをした場合に、「ライ角度がアップライトだから、左に外したんじゃ・・・?」
「どんなクラブの調整をしているのか・・?」
「当然、完璧な調整をしているのだろうな~、いや、バラバラのクラブセッティングじゃないか・・?」
などと、想いを巡らせていました。
試合の方は、エキサイティングな展開で、最後のおよそ5mのバーディーパットが入らなければ、プレーオフなるといったゲームでした。
グリーンジャケットの袖に腕を通すことのできた選手が、18番グリーン上で手にしていたのはL字のパターでした。
最新型のマレット型のパターを使っていた時期が長かったのに、「いまさら、何故?L字なのか・・・?」と思いました。
ツアー23勝目がメジャー初勝利といった、有名で人気のあるプロゴルファーです。
大会前は、1日8~10時間ほど、パターやショートゲームの練習をしていたようです。
また、ある映画を観て、ゴルフに対する考え方が変わったことも勝因のひとつではないか?とも言われていました。
メジャーで勝つことは、簡単な事ではないし、練習、努力する事は当然で、「女神が微笑む!」といった言葉のように、何か運のような、不思議な力が必要なのでしょう。
最新型のマレットパターを使わずに、過去に使っていたL字パターで「ガラスのグリーン」と言われる大会に臨む事は、よほど信頼の持てるパターに仕上がったからなのではないでしょうか・・・?
古き良き友 「このパターなら、絶対に入る!」といった、道具を信頼する気持ちが、勝因のひとつであった、と私は考えます。 |