相変わらず目立つロフトの誤表示!珍表示?

ここ数日、アイアンセットの製作、調整、いわゆる「土台工事」を終え、UTやFWでドライバーまでのUT&FW群を、アイアンの流れに合うように製作、調整する機会が多くありました。
アイアンの最も長いものが4アイアンの24度であれば、

  • FW3(15度)、FW5(18度)、FW7(21度)とか・・・
  • 3W(15度)、5W(18度)、UT4(21度)とか・・・

アイアンの最も長いものが5アイアンの26度であれば、

  • FW3(15度)、FW5(18度)、FW7(21度)、FW9(24度)とか・・・
  • FW3(15度)、FW5(18度)、UT4(20度)、UT5(23度)とか・・・

とにかく、アイアンセットの最も長いものと、14本セットの最も長いドライバーの間を、UTやFWで埋めねばなりません!

この間の飛距離のピッチ(間隔)を均等にするには、単にロフトのピッチを均等にすればよい、という単純な話ではありません。
シャフト、ヘッドの素材(材質)や形状(フェースプログレッション)の違いで、同じロフトであっても飛距離は変わるからです。

触診の段階で、UT&FWを診るときに、とりあえず、ヘッドが使えるかどうかを確認するときに、構えて顔形状を確認し、表示ロフトを確認するのですが、

  • 15度表示のわりには、角度が小さいな(立っているな)??と感じたり、
  • 18度表示のわりには、角度が大きいな(寝ている)??と感じたり、

することがあります。
そして、当店の信頼できる機材で計測すると、案の定、

  • 15度表示がリアルロフト14度・・・や、
  • 18度表示が20度、

なんて事が結構あります。

3wで15度表示がリアルロフト16、5度で、5Wで18度表示が17度で、さらに、フェースプログレッション(FP値)が3wが18mm、5wが16mmってことになれば、3wと5wの飛距離は全く変わらない・・・ということも、結構あります。

表示ロフトのピッチが3度刻みだからと言って、飛距離のピッチが均等ということは無いかもです~。
リアルロフトのピッチが3度刻みで、FP値が同じであれば、飛距離のピッチも均等になる確率は高いのです。

珍ロフト表示? いや、表示ロフトにはご注意ください!