店内の半分がオープン工房です!

 第20話でも書いたように、当店はマンションの2階の12坪ほどの小さな店で、鉄扉を開けるまでは全く店内の様子がわからず、来店されたお客様は、店内の様子を見て初めて安心するようです。

 店内の半分ほどが工房スペースとなっており、扉を開けると、すぐに工房内が見て頂けるようになっております。後の半分のスペースは、お客様にゆっくりとして頂けるようにと思っていましたが、実際は、その半分が物置のようになってしまっております。

 (この様な場所、店内に満足している訳ではありません!)

 私の理想の店内はと申しますと、広くて作業しやすく、機器の充実した工房スペースがメインの店内で、欲を言えば、1打席の打球スペースがあることです!

 (当然、場所は1階が良いです!)

 店内にサロン的なスペース(ソファーがあり、テレビがあり、コーヒーが飲め、ユックリとくつろげる空間・・・)があればとおっしゃるお客様もおられますが、現在の私の考えとしましては、一人のお客様と1対1でクラブを計測する段階から、仕上がるまでの過程を解説し、作業を実際に見て頂けるようなスペースだけあれば十分かと思っています。

 しかし、現実は時間的な問題があり、一部始終を見て頂くことは難しいのです。

 来店して頂くお客様は、クラブ(道具)に詳しく、チューンアップ体験もある方が多い割に、意外と目の前で作業を見ることが無かった様で、]

ヘッドを抜いていると、
「そんなの(熱)で抜けるのか。・・・?」
ヘッドをつけていると、
「そんなの(接着剤だけ)で、ヘッドは飛んでいかないのか・・・?」
グリップを抜いていると、
「グリップって、切らずに、抜けるの・・・?」

などなど・・・

 工房での作業を珍しそうに見る方が多くおられ、結構、知らないのだな~と感じます。

 こんなことを知ったところで(こんなことを知って頂けるのも、小さな店内だからなのでしょうか・・・?)ゴルフの上達には直接関係しませんが、作業を実際に見ることで、少しでも道具に興味を持って頂き、道具の大切さを感じて頂き、道具を長く愛用して頂ければ、大変嬉しく思います!