当店は、アイアンを重視しています。
そのため、パーツメーカーが新しく出すブランドや新しいパーツメーカーのアイアンには、とても興味を持っています。
しかし、今まで、幾度となく手を出しては裏切られ? 今やトラウマのようになり、新しいからと言っても直ぐに手を出さなくなりました。
このような考えで良いのか? と悩むこともあります・・・。
新しくて良い物、を見過ごしているかもしれませんしね~??
まあ、特別に新しいものを探さなくても、今は、納得いくアイアンのメーカーが3社ほどあります。
そして、あらゆる層のゴルファーに使っていただけるモデルが10以上揃っているため、よほど気に入らない限りは、新しいものを試すことも無い状況です。
主に使っている3社のアイアンは、仕入れたままの状態に、真っ直ぐなシャフトをネックの穴に対して真っ直ぐに挿してやると、ロフト角とライ角の数値は、ほぼカタログ値になります!
ほぼとは、カタログ値の誤差が±0.2度くらいな感じです。
セットで組み上げた時に、カタログ値と0.1度のズレも無い時もあります!
これらは、良く出来たヘッドだと感じます。
ヘッドメーカーには、この精度に自信があると思います。
当店の計測にも、自信があります。
当店が計測に自信がある理由は、開店当時から15年くらいの間、ずっと使用している、この、ゴルフギャレーヂ製の計測器があるからです。
これまで、この機器で何千セットのアイアンを計測したのでしょうか解りませんが、この機器の計測数値とメーカーのカタログ数値が合うアイアンは、確かに精度が良いと言えるでしょう。
稀に、精度の良いアイアンを計測してみると、カタログ値よりも0.5度以上も数値がズレている時があります。
が、そんな時は、機器を疑わず、ヘッドのアングルも疑わず、まずは「自分の腕」を疑います・・・。
そうなんです、こんな時は、シャフトが真っ直ぐに入っていないのです!
もちろん、稀に起きる店主の情けない姿はすぐに正し、丁寧に挿し直しして仕上げます。
こんな風に書けば、機器で計測しなくても、この3社のヘッドならシャフトを真っ直ぐに挿しさえすれば、アングルは揃っているので「安心!」と思われるかもしれません。
しかし、それはとても危険です!
カタログの数値がユーザーに合った数値とは限りませんし、使っていくうちに、もう少しアップライトに、もう少しフラットに、と調整を重なる事も十二分に考えられます。
調整をした場合に、セットとしてもう一度、ピッタリ、とアングルを揃えることが出来るのは、店主の腕とこの計測器があれば出来ます。
店主の腕でなくても、この計測器があれば出来るはずです!?
アングル調整をされるユーザーは、調整するクラフトマンの腕もさることながら、計測する機器を確認してから調整依頼することをお勧めします。