先日、とあるシャフトの事を知りたく、T社のホームページを見ることになりました。
T社は、大手のシャフトメーカーです。
商品紹介のページでは、扱っているシャフトの情報がズラリと並んであります。
アイアンのシャフトで、ざっと10数種類があり、各商品、R,S,Xとフレックスがありました。
「こんなに沢山の種類があるんだ~」と改めて、T社のシャフトの豊富さを感じました。
特に、スチールシャフトの種類は充実しており、スチールシャフト使用対象者であれば、誰でもT社のシャフトの中から十分選択できるとも感じました。
普段はカタログを見ているためにホームページを見る事はありませんでしたが、ここで知りたい事は分かったし、少し時間に余裕があったので、他にもいろいろと眺めていました。
すると、「使用メーカークラブ一覧」という文字が目に入ったので、クリックしてみました。
そのページは、T社のシャフトを使用(装着)している商品が紹介されていました。
誰もが知っている、既製品メーカーのブランドの一覧でありました。
全メーカーのヘッドのブランド総数が、ざっと60~70種類はあったでしょう。
そこで気付いたのですが、使用されているブランドの数は多いのに、装着されているT社のシャフトは、たったの2、3種類だったのです。
その大半は、○○シャフトでありました。
9割と言っても、よいでしょう。
T社のシャフトは豊富に存在するのに、量販店に並んでいるT社のシャフトが装着されたアイアンのシャフトは、大半が○○なのです。
そのため、多くのゴルファーはT社の○○シャフト以外のシャフトの存在をご存じないかもしれません。
まして、○○シャフト以外のシャフトを打った事がある人は、ほとんどいないと思われます。
既製品メーカーは、頻繁にヘッドのデザインや機能?を変え、新製品を世に出します。
しかし、シャフトは何十年も同じ物を装着していることも、多くないでしょうか。
ヘッドは、見た目で違いが分かりやすいものです。
シャフトは、見た目では違いが分かりにくいものです。
ゴルフクラブは、眺めるものではありません。
振るものです。
振った時に分るのは、シャフトです。
なぜ、T社は豊富なシャフトを揃えているのでしょうか?
今、その意図を理解した人たちが、増えて来ているように感じます。
今はまだ、既製品の中では、ヘッドの選択肢はあっても、シャフトの選択肢は無いに等しいのが現状です。
これから次第に、自分に合ったシャフトへリシャフトされる人が多くなる事を望んでおります。