COR(coefficient of restitution)<0.83

「まだまだ、先の話でしょ~」
「早急に、交換しなければ!?」
「関係ないな~」
「今、使っているのは、使えなくなるの?」
「反発係数って、何?」
「どうやって計測するの?」
「そんな規制しても、無理!!」
「良い規制だね~」

上記の言葉は、「2008年から高反発ヘッド(反発係数が0.83を超えるヘッド)は禁止になるのですよ~」とお知らせした後の、お客様の言葉です。

全てのお客様にお知らせした訳ではないのですが・・・

様々な反応がありました。

初耳の方、ご存知ながら無関心な方、賛成する方、反対する方・・・。

皆様、目に見えない細かな数値の計測の方法に疑問があるようす。

「プレーヤーは14本を超えるクラブを持って、正規のラウンドをスタートしてはならない!」と言われれば、誰もが理解でき、数字を数える事ができれば、第三者の人でも、簡単に違反しているかどうかを知る事が出来ます。

ところが「反発係数が0.83を超えるヘッドを使ってはいけません!」と言われても、クラブを数えるようには簡単に、違反かどうかは分かりません。

「金属ヘッドは禁止です!」となれば、これは誰にでも分かるのでしょうが・・・。

どちらのヘッドが高反発?同じ形状のヘッドが2つあり、どちらかが高反発ヘッドで、どちらかが低反発ヘッドと言われても、見ても、触っても、臭いを嗅いでも判断できないでしょう。

今のところは、誰もが簡単に反発係数を計測する事は出来ません。

そのため、購入する側は、ヘッドメーカーの計測結果を信じるしかありません。

購入する側が判断できる材料は、多くの場合は、ヘッドに打たれている刻印にあります。

ある日、高反発ヘッドが割れてしまったので、ヘッド交換をする事になったお客様に、「2008年から高反発禁止!!」の話をすると、「低反発にしよう!シャフトの方が重要だろ!このシャフトは気に入っている!」とおっしゃり、低反発のヘッドに決めたことがありました。

このお客様の様に、シャフトの重要性や他のクラブとの調和に重要性を見出し、かつ、プロと同じ条件でプレーしてみようと考えるアスリートなゴルファーは、店主は嫌いではないのです!