シャフトの材質は、スチールとカーボンが良く知られています。
ヒッコリー(木製)、アルミ、チタンといった材質が使われていた事もあったようですが・・・現在のアイアンクラブに使われているシャフトは、スチールかカーボンのどちらかと言って良いでしょう。
数年前までは、シャフトの使用材質によって、ヘッド重量がハッキリと分けられていました。スチールシャフト使用の場合のスチール用、カーボンシャフト使用の場合のカーボン用、といったように・・・
アイアンセット(4I~PW)7本をスチールシャフトで作る場合は、スチール用のヘッドが必要になりました。4番アイアンで247g前後、番手間のピッチが7gとし、PWで289g前後の重量のヘッドが必要となりました。
カーボン用のヘッドはスチール用より各番手10g重たい物を使用する(使用しなければならない)と言われていました。
「カーボン用とスチール用はヘッド重量が違うので、カーボンからスチールへのリシャフトはできない。」
と、思われている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、カーボンシャフトとスチールシャフトの重量が同じ物もあれば、スチールシャフトでもカーボンシャフトよりも軽い物もあります。
スチールと言えば、120gの重量が当たり前で、カーボンはスチールの重量よりも明らかに軽い物しかなかった、数年前とは違うのです!
カーボン用のヘッドでも、軽量シャフトへのシャフト交換であれば、可能な場合はあります。
スチールとカーボン 長さ、バランスの出し方、グリップの重さや下巻の回数などで、何グラムのシャフトに何グラムのヘッドを使用するかは、ハッキリとした決まりはありません。その時々にあったリシャフトで、ベストな形を作り上げたいと思っています。
※オネスト通信108話「思い込みは思い込み。」より