謙虚なセッティング。

 先日、友人のクラブを製作しました。

 「全て任す!!」といって依頼を受けました。

 その友人は、どのようなタイプのゴルファーかと言えば、身長は180cm、体重は75kg。

 平均スコアは100前後といったところでしたが、最近は、友人のインストラクターのレッスンの効果があったようで、90前半のスコアも出るようです。

 本人も「クラブ作ったし、頑張るで!!」と言っているので、これからが楽しみです。

 

 製作の際に、まず考えたことは本数でした。

 パター以外という事でしたので、最高で13本を考えましたが、バッグの中身を無理に14本に揃える必要もありません。

 11本での製作を考えてみました。

 ヘッドスピードから、15度前後のFWも打てるとも思いましたが、練習量や技量から、今の段階では必要ないと判断し、15度前後のFWは入れないと決めました。

 力(パワー)があるだけに、15度前後のFWは当たればロングホール2オンの可能性は出てきますが、当たる確率を考えれば・・・。

 FWは18度前後と23度前後の2本に決めました。

 飛距離よりも方向性を重視したのでした。

 ドライバーのロフトも大きめの物を選択し、ウッドは3本構成です。

 次に、アイアンの一番長い番手を考えました。

 15度前後のFWが必要ないということは、21度前後のアイアンは必要ないと考えているので21度前後のアイアンも入れないと決めました。

 様々な事を想像し、5番アイアンからSWの8本構成を考えました。

 飛距離は出るので、通常のラウンドではバックティーを使用する事も少ないであろうし・・・。

 パー3で190以上のホールに出くわす事もそうないであろうとし・・・。

 練習量や技量からしても・・・。

 ショートアイアンが飛び過ぎる悩みを聞いていたので、PWで48度にし、4度ピッチで、5番で28度にする事に・・・・。

 現状のゴルフスタイルでは、ウッド3本、アイアン8本、パター1本の計12本の方が結果も出し易いはずです。

 

 今後、必要性を感じてから1本ずつ足して、14本セットにするも良いし、必要性を感じなければ12本セットのままでも良いのです。

 1/14×14だけが、1になるわけではありません。

 1/12×12でも、1/13×13でも、1/10×10でも1になるのです。

 バッグの中身は、量より質が大切です!!