様々な事を教えてくれる機材・続々

 ライ角度のシャフト側の基準が、シャフトの外側であっては、基準としては難しい事は理解して頂けた事と思います。

 以前、大手メーカー数社にアイアンのライ角度のシャフト側の基準を聞いてみた事がありました。

 ですが、シャフトの外側を基準にしていると回答したところはなかったように思います。

 だからと言って、「シャフト軸線が基準に決まっているでしょう!!」といった回答が返ってきた訳でもありません。

 電話にでる方は、受付の方か、営業の方なので、「調べてから連絡いたしましょうか・・・?今、担当のものが居ませんので・・・。」となり、「もう結構です。」となってしまうのでした。

 例え、シャフト軸線基準であったとしても、シャフトとヘッドを接着した後に測定し、合わせ直す事もしないでしょうし、特に知る必要も感じないのですが。

 お客様からアイアンのアングル調整依頼をいただいた時に、クラブと一緒にそのクラブのライ角度が書いた、表やカタログを知らせて頂ける場合があります。

 お客様が新品の状態で購入され、調子が悪いとアングル測定依頼される場合、メーカーを信用している状態では仕方がないことでしょう。

 メーカーのクラブでも何処かで調整されたクラブの場合は、調整後の数値表を持ってこられますが、その数値の測定方法までは伝えられていないようなのです。

 当店が、そのクラブの測定方法を確認するわけにも行かず・・・。

 逆に、当店で調整や測定したクラブと一緒にスペック表を持って、他の何処かの店やショップに行かれる方もおられるでしょう。

 その時は、この数値は、「シャフト軸線基準の数値です!!」と言って頂ければ、確かな数値が伝えられるだろうと思います。