2002年、最後のお客様、MDさんのお話し(1)

昨年(2002年)最後のお客様がMDさんでした。

10月頃にメールでお問い合わせを頂いて以来、数回メールのやり取りがあり、12月30日にお店に来て頂きました。MDさんは東京に住んでいるのですが、実家が兵庫県ということもあり、正月に実家に帰ったとき時間があれば来店したいとの事で、30日に会うこととなったのです。

ホームページを作り、HONEST通信を発信するようになってから、遠方の方々からのお問い合わせが何回かあったのですが、実際に来店して頂けた方はMDさんが始めてでした。

私の考えは、実際に会って話をし、何度も来店して頂ける、お近くのお客様であれば、アフターもでき、私の考え方を理解してもらい易く、満足して頂けるのではないかと考えており、遠方の方々からのお問い合わせに対しては、質問だけに答え、最後に「お近くで、確かなお店を探されることが良いかと思います!」などとアドバイス?してきましたが、インターネット(ホームページ)を通してやれば、MDさんの様な遠方の方でも、十分理解して頂けるのだと考えが変わりました!

何度も来店して頂いているはずなのですが、理解して頂けないお客様もいれば、一度も会ったことも無いのに理解して頂ける方がいるのだと思うと不思議な感じもします。

MD さんは正直にゴルフに対する考えや、今後の取り組み方や、クラブに関する疑問を細かく、メールで伝えてくれたので、私もMDさんの考え方を十分理解することが出来ました。とりあえずは、クラブのスペックを計測し、クラブを診なければ、先に進まないというに話しになり12月28日のラウンド後にバッグを送って頂くことになったのです。

予定通りに、12月29日にバッグは当店に到着し、スペックの計測をしました。

バッグの中身は3W~SWまで重量のあるスチールシャフトで、かなりのハードスペックだったため、身長190cm、90kgの大柄な体格と勝手に想像していました。MDさんはゴルフ暦3年で、最近は80台でラウンドも出来るようになった、ゴルフが大好きな26歳の青年(身長165cm?体重65kg?)で、話をしていても本当にゴルフが好きな事が伝わってきます。

3時間ほど話をしていたのですが、「アッ」と言う間に時間が過ぎてしまったのでした。

さて、MDさんのクラブのスペックの計測結果ですが、ロフト、ライ角はバラバラ(特にライ角度のピッチ)で、最低限必要な調整でした。ネックの鉛やシャフトの向きについての説明をさせて頂き、ばらす事にもなりました。

さらに、アイアンのシャフトの重さや硬さが合っているのかと疑問に感じていたようだったので、確認のために、今より軽い90g、100g、110g、120gのフレックスの軟らかいシャフトの試打を進めたところ、「是非、いい機会なので、正月の間に試してみたい!」と言ってくれたのでした。

最後に「大阪まで来た甲斐かありました!」と言って頂け、私も2002年は気持ちよく仕事を終えることが出来たのでした!